保存系歯科医師にも気を付けろ。その2
こんにちは。
今日もズバズバ言いづらいことを言う予定の匿名歯科医師だ。
正直、私は一つのことが長続きするタイプではないので、3日連続でブログを書いているという自分に少々驚いている。
恐らくは、続けられている理由としては、
口に出しては言えないようなことをどんどん言っているので、若干快感である為だと思う。
さて。
今回は
「保存系歯科医師にも気を付けろ。その2」
だ。
前回、あまりに書きたいことが多すぎて、2回に分けることになった。
今日のでさすがに完結させたいところだ。
前回はルーペやマイクロスコープがどれだけ大事かを書いた。
そして書きながら「ルーペやマイクロスコープ」とイチイチ書くの面倒だなと思っていたので、今回は、「拡大視野」と書くこととする。
この拡大視野、大きく見えると何がそんなに違うのだろうか。
そもそもの「見える」というのが何よりも大切になってくる。
見えていなければ当然だが、見逃しや、誤診につながる。
治療というのは歯科のみならず、必ず正確な診断を行った上で処置に入らなければならない。
というのも、
医療というものは法律で唯一人体を傷付けることを許された行為
だからである。
それゆえ、正確な診断の元、処置に入らなければならない。
よくあるのが「んー虫歯かなぁ?とりあえず削っておきますね。」という歯医者。
医科で置き換えると、「んー癌かなぁ?とりあえず、手術して切っておきましょうね。」だ。
これで、いやいやいやいやいやとならない人が居たら、驚きを通り越してむしろ引く。
程度は違えども、行っている内容としてはほぼ同様のものになるのだ。
そのため、そもそもの「診断」を確実にするためにもしっかりと見た上でありとあらゆる情報を集めた方が良いのは間違いがない。
そして実際に治療に入った際、その際にも見えていると見えているつもりとでは明らかな違いが出てくる。
一番わかりやすいのは、やはり・・・ありとあらゆる事に対する「見逃し」だ。
虫歯が残っていることを「見逃し」、
詰め物を詰める際に段差や合っていない箇所を「見逃し」、
根管治療においては神経管自体を「見逃し」。
といったことになってくるのだ。
もちろん拡大視野を使用している歯科医師でも、「見逃し」が生じることはあるが・・・
それでも頻度は全く違ってくる。
ここまで前置きをしておけば分かってもらえるかと思うが、
注意すべき保存系歯科医師は、
拡大視野を使用していない人。
だ。
もし仮に拡大視野を以てしても、治療の精度に無頓着な歯科医師がいるのなら・・・
後々更に状態が悪化してくることが分かっていて、「これでよし。」としているのだから。もはや確信犯である。
ちなみに拡大視野にも程度があり、
ルーペは「2倍~10倍」程度が上限。
マイクロスコープは「2倍~20倍」と変わってくる。
マイクロスコープは、1つの機械で2~20倍へと変えることが出来るが、ルーペについては倍率が決まっている。(一部倍率可変式のものもある。)
次回は、「結局一番オススメな歯医者さんてどこさ。」
ってのを書いていくこととする。
コンビニよりも多いと言われている歯医者。その中でも最も良い歯医者に出会うために予約の前に行うべきことも書いていく予定だ。
では、また。近いうちに。