結局一番オススメな歯医者さんてどこさ。
こんにちは。
匿名歯科医師だ。
今回のテーマは今まで書いてあったことを纏め、
「結局一番オススメな歯医者さんてどこさ。」
を書いていく。
また長文になる可能性が高い為、頑張って読んでもらいたい。
その前に、今までのブログを読んでいない方は先に読んでいただきたい。
それぞれ長文なので、ご注意いただきたい。
つくづく纏めたりするのが苦手な自分を恨む。
さて、それでは本題に入って行こう。
今までのブログを読んだ方で感がいい人なら恐らくお気づきだろう。
結論から行くと、
「保存系の学会に入ってて、拡大視野を使用している歯科医師」
だ。
ちなみに、あまり患者さんに教える人は少ないが・・・
歯科医師も虫歯になることはよくある。
その際に選ぶのが上で書いた人の医院だ。
というのも、結局歯科医師は歯というものがどれだけ大切かを理解している。
その結果、自分の歯を残すために尽力してくれる歯科医師を選ぶわけだ。
我々歯科医師は歯科医師用の専門雑誌などがあり、そこを見れば上手な歯科医師は比較的簡単に見つけられる。
ただ一患者がそういった歯科医師を見つけるのは至難の業である。
そういったときに上記のような条件の歯科医師を探せば、技術的には左程外れないことが多い。
(そもそも論だが、自費専門の歯科医院に行けば拡大視野を使用していない所などほぼ無いので確実だ。)
保険診療を拡大視野を使用して受けたい場合は最近はHPなどで調べれば出ることが多い。
ただここで注意していただきたいのはHPなどで「ルーペ・マイクロスコープを用いて診療しています!」と書いておきながら、「実際は自費診療の時だけ使っている」というパターンもよく見受けられる。
なので、初めて掛かろうとする歯科医院がある場合は、まずHPなどで歯科医師の情報や設備を確認し、その後電話にて
「予約を取らせていただきたいのですが、ルーペやマイクロスコープは保険診療でも使用されていますか?またルーペは何倍のものをお使いですか?」
と確認していただければ確実だ。
ルーペに関しては基本的に8倍以上の高倍率ルーペを使用しているところが望ましい。
ただし。
上の方でも技術的にはと書いたが、
歯科医師の技術と人間性は全くの別物であることを注意してもらいたい。
また、歯科医師も人間である以上、100%ミスをしないというもの不可能だ。
そうなると、結局のところ
「この人だったら多少ミスされても許せる」
「失敗をした場合、隠さずにちゃんと認めて、説明してくれる」
と言った信頼できる歯科医師に診てもらうのが一番だ。
こればっかりは実際に会って話してみないことにはわからないから、
最終的には運となってしまう。
ここまでツラツラと書いて結局は運かよと思われたかと思うが、実際そうなのだから仕方がない。
我々歯科医師が治療される際には、技術的にも信用できる歯科医師に治療をお願いし、もしミスが生じてしまった場合は
「この人でダメだったんなら仕方ないな・・・」
と思うようにしている。
是非皆様もこういった歯科医師と出会えることを願っている。
あとは、歯科医師もミスをすることがあるとお伝えしたが・・・。
これは絶対にワザとではない。
稀に、ごく稀にワザとミスをするような最低な歯科医師もいるかもしれないが・・・。
皆さんがこれからお会いするであろう歯科医師達の大よそ9割5分は、患者さんにとって最も良い治療をしたいと思っている。
これは断言できる。
先に述べた外科出身の歯科医師も、彼らは彼らなりに一番いいと思える方法を提示しているにすぎないのだから。
と、なんかいい感じにフォローしつつ歯科医師選びの話は終了したいと思う。
次回からは、「歯科医師に嫌われる患者」を書いていこうと思う。
非常に長く、読者の方には耳の痛い内容になると思うが、お付き合いいただきたい。
では、また。近いうちに。